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【海難事故】最悪死にます! シュノーケルの使い方徹底解説(シュノーケリング)

この記事は約9分で読めます。

シュノーケル(スノーケル)の使い方を知っていますか? 近年シュノーケリングの事故が多発しています。シュノーケルの使い方を知らないと、最悪命を落としてしまうかもしれません。シュノーケリング3大原則シュノーケルテクニックを解説します。

今回の研究テーマ「マーメイドのためのシュノーケル術」


あなたはシュノーケルの使い方を知っていますか? 「そんなの簡単簡単!  楽勝!」えっ 本当に簡単ですか? 間違ったシュノーケリングによって近年海での事故が多発しています。ここでもう一度使い方のおさらいをしましょう。特に水中に潜るときのシュノーケルの使い方を詳しく解説します。スキンダイバー・フリーダイバーそしてマーメイド必見です。

実は怖いシュノーケリング


夏の海でのアクティビティといえばシュノーケリングが最近人気です。手軽で簡単なスポーツとして、ダイビングマスク・フィンシュノーケルの3点セットが安く手に入るようになりました。でも本当にシュノーケリングは「手軽で簡単」なんでしょうか?

先週7月7日に沖縄県名護市で、人気漫画『遊☆戯☆王』の作者高橋和希さんが、シュノーケリング中の事故で亡くなったというニュースが報道されました。

Yahoo!ニュース
Yahoo!ニュースは、新聞・通信社が配信するニュースのほか、映像、雑誌や個人の書き手が執筆する記事など多種多様なニュースを掲載しています。

こちらの記事でもお話したことですが、近年シュノーケリングの事故での死亡者・行方不明者が増加しています。

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シュノーケリングはダイビングに比べて、比較的お金もかからず、資格も必要ありません。器材も安いです。だからお手軽で安全と思ってしまうんですね。

スキューバダイビングの倍の死者・行方不明者


でも警視庁の水難状況に関する資料によると、去年のスキューバダイビングの死亡者・行方不明者は8人に対して、シュノーケリングは20人もいます。そう、シュノーケリングの方が事故の犠牲者が倍以上いるんですね。

海はプールとは全く違います。波もあるし、有毒生物もいるし、流れもあります。ライフジャケットなし、ウェットスーツなしで、裸眼。両足首を固定するモノフィンで、(海面に浮かぶのではなく)海中深く潜って泳ぐマーメイドスイムは、命の危険があるエクストリームスポーツです。

海でのスイムで絶対に守りたい3原則


海での素潜り・マーメイドスイムについて、絶対に守らなくてはならない大原則があります。以下の3つは確実に頭に叩き込んでください。これを守らないと死にます。脅しではなくて、本当に危険です。

【1】一人で潜らない

どんなに泳ぎが上手でも、アクシデントは誰の身にも起こります。以前アーティスティックスイミングの世界的に有名な選手が、ブラックアウトを起こして救助されるという事故がありました。

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オリンピック出場選手でさえ気を失うことがあるんです。一般人である我々なら、なおさら油断してはいけません。「バディ・システム」は絶対です。必ず二人以上で潜りましょう。

【2】天候・海洋状況を把握

天気予報や波の状況など、事前に情報をチェックしましょう。空も晴れて海も穏やかだったのに、急に天候がくずれたり潮の流れが変わることがあります。離岸流(りがんりゅう)が発生しやすい場所、離岸流に乗ってしまったときの対処法などを、確実に頭に入れてから潜りましょう。また遊泳禁止区域のスイムは絶対にやめてください

【3】お酒を飲んで海に入らない

観光地の海では気が緩みます。私は下戸で一滴もお酒が飲めませんが、常夏の海でのビールは最高だろうなと思います。でもアルコールを飲んだ状態や、二日酔いの状態で海に入らないでください。飲酒運転以上に危ないです。

泳ぎが苦手な人は「シュノーケリング」を!


そしてそもそも泳ぎが苦手な人、深い水中に潜ったことがない人は、スキンダイビングやマーメイドスイム──いわゆる「素潜り」はやらないでください。

いくら浅いプールで練習していても、ぶっつけ本番でいきなり深い海で潜るのは避けましょう。そういう方はあくまで「シュノーケリング」をしてください。つまりウェットスーツにライフジャケットを着て、浮力を確保して海面に浮かび、海の中を眺めて泳ぐだけ。潜らない「シュノーケリング」を行いましょう。

シュノーケルとは何か?


フィンの使い方・ダイビングマスクのつけ方は他の記事でもお話していますので、ここではシュノーケルについて解説します。シュノーケルはスノーケルともいいます。

英語だとsnorkel(スノーケル)。ドイツ語だとSchnorchel(シュナウセル)。でも日本では一般に「シュノーケル」というので、この動画ではシュノーケルで統一します。

シュノーケルは筒の先を水面に出して空気を吸う道具です。決して水の中で息ができる道具ではありません。


「そんなの知ってるよ! 当たり前じゃない!」って思うでしょう? でも一度もシュノーケルを触ったことがない人は、これをくわえていれば水の中で呼吸できると勘違いしている人もいるんです。実際沖縄のシュノーケリングツアーに参加した時、あるおじいちゃんがガイドの人にそう質問していてのけぞったことがあります。

背中にタンクを背負ったスキューバダイビングではありません。これは単なる筒なんですね。何か機械が内蔵されているわけじゃないです。透明のシュノーケルだと分かりやすいですね。シュノーケルは単なる空洞の筒なんです。だから潜れば筒の中に水が入ります。それを吸い込んだら当然むせます。

シュノーケルの「波除け」とは何?


シュノーケルによっては「波除け」という器具が筒の上についているものもあります。波除けがあると波が筒の中に入りにくくなるんです。

と言っても大きな波がザパンとかかったり、水の中に潜ったりしたら、やっぱり水はシュノーケルに侵入します。あくまで波除けパーツは「水が入りにくい」というだけで「水が入らない」ということではないです。

シュノーケルクリアのやり方


水が筒の中に入ったときにやってほしいテクニックがあります。それが「シュノーケルクリア」です。息を勢いよくプッと吹き出して、筒の中に入った水を吹き飛ばす技術です。

どのくらいの息の強さかというと、オードリーの春日さんいるでしょう? 彼の「トゥース!」ぐらい思いっきりトゥ! ブッ! と息を吹き出してください。腹筋を使って一気に、思いっきりです。

プールや浅い海でわざと水を入れて、何度か練習してみてください。浮上した時に肺に残っていた空気で水を吹き飛ばせば、海面で呼吸ができます。また海面に浮いている時でも、波をかぶってしまったらシュノーケルクリアをします。

水が中に入るとズゾゾゾーとかボコボコーという音がします。こういう音がしたらすかさずシュノーケルクリア。これは頻繁に行ってください。


筒がカーブしているものは、息を吹く瞬間にちょっと首をかしげると、遠心力で水が出やすい気がします。また筒が真っ直ぐなものも真上に水を吹くより、横向きに水を吹いたほうがその水をかぶらずにすむので、私はちょっとだけ首を傾けています。やらなくてもいいんですが、私なりのこだわりです。

シュノーケルの呼吸法


そしてもう一つ大切なテクニックが「息の吸い方」です。シュノーケルを口にくわえている時は必ず ゆーっくり息をします。スーハースーハースーハーではなくスーーーハーーースーーーハーーー

ゆっくり呼吸をしていれば、多少シュノーケルに水が入ってゴボゴボ音がしている時でも、水を吸い込まずに息が吸えます。慌てて息を吸い込んだら水を飲んでむせたり、パニック状態になりますから注意してください。

ゆっくりと息を吸って呼吸が落ち着いたら、春日さんっぽくトゥース! と一気に息を吐いてください。シュノーケルの水を排出することができます。

シュノーケルの排水弁とは?


さっき波除けについて言いましたが、シュノーケルの下の方にこんな器具がついているものもあります。これは「排水弁」と言います。排水弁はシュノーケルクリアをしたときに、水が外に出やすくなる器具です。肺活量が少ない女性やビギナーさん、お子さんは、排水弁があるシュノーケルを選んでください。

ただ波除けや排水弁があるとシュノーケルがゴテゴテとかさばりますし、このシリコン部分がぶらぶらするので素潜りの上級者はこの手のタイプはあまり使わないです。素潜りに慣れている方はすっきりしたシンプルなシュノーケルを使うことが多いです。プロっぽくてかっこいいですよね(あくまで私個人の意見です)。


いろんな器具がいっぱいついているほど値段が高い傾向があって、シンプルなほど安いです。ご自分の力量・肺活量・好みによって選んでみてください。シュノーケルのベストな選び方はこちらの記事で解説しています。

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シュノーケルでの潜り方


初心者向けのシュノーケルはダイビングマスクに固定して使うことが多いです。中・上級者向はシュノーケルは手に持って潜ります。マスクに固定していると、水中で泳いだときに水の抵抗でシュノーケルがブルブルと揺れて顔に当たったり、バランスが崩れたりするからです。

だからフィリーダイバーは潜る直前までシュノーケルをマスクに挟んで潜るときに引き抜いて手に持ち直したり、最初から手で掴んでいることが多いです。


ダイバーさんによっては邪魔なので水中でウエイトベルトに刀のようにさして泳ぐ人もいます。漁師さんみたいでかっこいいですね。

私はダックダイブの時は両手で持ってドルフィンキックをして、ある程度潜ったら片手で持って一種の小道具として使っています。

マーメイドにスノーケルはどうしても違和感がありますね。こういうトライデント型のシュノーケルだと人魚っぽいです。このトライデントシュノーケルの作り方はこちらの記事で解説しています。

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この記事のまとめと考察


というわけで今回は

■海でのスイムで絶対に守りたい3原則
■シュノーケルとは何か?
■シュノーケルクリアのやり方
■シュノーケルの呼吸法
■シュノーケルの選び方
■シュノーケルでの潜り方

の6項目についてお話しました。

口から外す? 外さない?


実は潜ったときにシュノーケルを水中で口からはずす派はずさない派は長年この業界で論争になっています。賛否両論なんですね。

絶対に口から外すな派
絶対に口から外せ派
どっちでも良い派
状況・力量による派……

インストラクター・ダイバーによって主義主張がバラバラなんです。記事が長くなってしまいますし、この話題は炎上案件かもしれないのであんまり話したくはないんですね。ここでは詳細は割愛しますが、私個人はシュノーケルは「外した方が良い」派です。ブラックアウトしたときに危ないですからね。

いずれにしても安全にシュノーケルを使うこと、生きて水面に浮上することが大前提です。海をなめたらいけません! ぶっちゃけ「死なないこと」以外はマーメイドスイムのテクニックとか、美しさとかは大した問題ではありません。100%、絶対──というのは不可能かもしれませんが、できる限りしっかりと知識と技術を身に着けて楽しいマーメイドライフを送りましょう。

動画で見る

ロケ地

日本ガイシアリーナ・飛込みプール(愛知県名古屋市)

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