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水中息止めYouTuberを救いたい! その方法では長く息を止められません

この記事は約4分で読めます。

水中息止め動画」を作っているユーチューバーは多いですね。でも残念ながらそのやり方じゃあまり息を長く止められません。水中で息を長く止めるコツと、お風呂で息止め動画を撮影する時の注意点などをお話します。

息止め動画を見て思うこと


息止め動画を作るYouTuberさんって多いですね。いろんな人が息止めチャレンジをやってます。でも動画を見てみると、フリーダイバーや水泳選手魚突きの漁師さんなどを除けば、一般の方はだいたい30秒から2分ぐらいかなと思います。

でもあなたのそのタイムもっと伸ばせます! そのやり方だとダメなんです! ということでは息止めのYouTuberさんを救うために、僭越ながらアドバイスをしたいと思います。

姿勢が大切


息止めを長くするためのコツ。まず「姿勢」です! みなさん仰向けになって水中に沈もうとしてますね。これだけで息止めの時間はものすごく短くなります。
人間の体は息をたっぷり吸っていると浮くようにできてます。なのに水中に沈もうとすると、手足を突っ張って筋肉に力を入れないとといけません。これが猛烈に酸素を消費します。

右側の画像では胸の上に重りのウエイトを乗せていますが、それでも浮かんでしまうんですよ。だから絶対に「姿勢はうつ伏せ」。これ一択です。実は左側のこの姿勢でも息止めの時間はちょっと短くなります。浴槽の中で身体を小さくするために筋肉に力を入れてるからです。

スタティックアプネアという息止めの競技


スタティックアプネアというフリーダイビングの競技がありまして、それはどのくらい息を止められるかという種目なんですが、選手は筋肉の力を抜いて脱力して浮かびます。これが一番筋肉の酸素の消費を抑える姿勢です。
少しでも長く息を止めるためにしのぎを削っている世界ですから、そのプロの選手たちがなぜこの姿勢なのかはちゃんと理由があるんです。

いただいたコメントについて


コメントをいただいただきました。イルカさんです。ありがとうございます。

次はもっと浴槽に体全身沈めてゴーグル無しでどれ位潜っていられるかやってみてください

先程ご説明したように、浴槽に体全体を沈めたら全然タイムは伸びないです。なので息止めYouTuberさんは沈むのはやめましょう。

ただ下向きに水に顔をつけてる動画って全然映えないんですよね。映像的に地味でつまらないです。だから皆さん上向きで沈んでいるんでしょうね。まあでも競技ではないですから、タイム重視でなければ別にいいんじゃないかなと思います。

息止めとゴーグルについて


あとゴーグル無しについて。確かにゴーグルなしの方がタイムは伸びます。スタティックアプネアの選手もゴーグルなしで、目をつむって浮かんでいることが多いです。ただしお風呂の撮影はゴーグルをつけた方がいいです。

【裏ワザ】水中で目を開ける超かんたんな方法・やり方を解説します
水中で目を開けるのが苦手な方は結構多いですね。あなたはゴーグルやマスクを使わずに裸眼で泳げますか? 水の中で目を開けられるようにするのは生きるために大切なスキルです。溺れないように万が一に備えて練習してみましょう。

こちらの記事では水中で目を開けるための方法をご紹介してますが、「開けようと思えば水の中で目を開けられるけどでも基本的にはゴーグルを使ってね」と私は主張しています。

というのもお風呂の水って目の健康に良くないんです。お風呂の水は雑菌が繁殖しやすいんですよ。裸で、ときには家族とか複数の人が入りますし、適度な温度がありますし、プールのように消毒のための塩素を入れてません。正直「雑菌の温床」です。汲み置きの水とかもってのほかです。

だから息止めYouTuberさんはできればゴーグル(マスク)を使ってください。よく身体を洗った上で新しくお風呂に水を張ってくださいね。

マーメイドスイムと息止め


ちなみにスタティックアプネアの私のタイムは5分2秒ですが、これは特別長いわけじゃありません。スタティックアプネアの世界記録は男子11分35秒。女子が9分02秒。日本の記録は男子7分51秒。女子7分3秒です。

私は選手でもなんでもないただの素潜り好きですし、マーメイドスイムは「長く潜るのが目的」ではありません。それよりも「優雅な泳ぎ方」とか「楽しく笑顔で泳ぐ」とか別にもっと大事なことがあります。

そしてくれぐれも絶対に一人で水中息止め撮影はしないでください。万が一気を失ったら溺死してしまいます。どうぞ安全に気をつけてチャレンジしてくださいね。

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ロケ地

自宅(蒸気邸)

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