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【DIY】オリジナルのフィンカバー!縫い方・作り方を早回し動画で解説

この記事は約6分で読めます。

スパンデックス生地を使って、あなただけの個性的なフィンカバーを作りましょう。型紙制作から裁断、ミシン縫いの仕方まで詳しく解説します。世界で一つだけのマーメイドテイル作りのために、まずはフィンカバーから始めます。

今回の研究テーマ「オリジナルフィンカバーを作ろう!」


ギラギラと水中で光り輝くゴールデンマーメイド。これは手作りの衣装です。「世界で唯一の人魚衣装」はいかがでしょう?

マーメイドスイムをしばらく続けていると、自分だけのマーメイドテイルが欲しくなるものです。「ここがこんな形だったらいいのに……」「この色のテイルがあればなあ……」と衣装を見る目が肥えてくるんですね。

もし自分で1から作ることができれば、思い通りの衣装を手に入れることができます。今回は手始めとしてマーメイドテイルの一部──フィンカバーの作り方をわかりやすく解説します。

【1】型紙作り


まず型紙作りからです。フィンカバーに限らず、ミシンを使う洋裁はこの型紙作りだけで全行程の50%を占めます。型紙に使う紙は100ショップの模造紙。名称は「カラーペーパー」を使いました。80cm×110cmほどの大きさの紙が2枚入っていました。

丸まっている紙を伸ばすのはアイロンが手っ取り早いです。スチームでなくドライ設定で「中程度の温度」でアイロンがけをしてください。紙を真っ直ぐ伸ばしたら半分に折ります。フィンは左右対称だからですね。


折った線を中心にしてフィンを置いてフィンの形を紙に写し取ります。足を入れるところも写し取ります。型紙は全体の半分だけでいいんですね。布を切るときには半分しか使いませんから、真ん中の部分で切ってしまいます。

今回のフィンカバーのデザインはエイのしっぽのように長い形にしましただから残り半分の紙をつけたします。セロテープで簡単にとめます。

【2】デザイン


フィンカバーの形を決めます。今回はファスナー式にするので「まち」があるフィンカバーです。だから元々のフィンの形から少しだけ大きい形に線を引きました。でもファスナー式でなく下の方からフィンを入れる場合には、厚みを考えて大きめに線を引いてください。

どのくらい大きくするかは、その布がどのくらい伸びるかによります。大きくストレッチする布ですと、型紙はフィンとほぼ同じ大きさでいいのですが、あまり伸びない布を使う時はやや大きめに線を引きましょう。


わかりやすいようにマジックペンで輪郭をなぞりました。黒い線が元のフィンの大きさ赤い線が出来上がりの形です。これに縫い代の1cmを足して型紙を切り取ります。ヒレが長いほど水中でたなびいて美しいのでできれば長めにするといいですよ。

【3】布について


布はこちらです。スパンデックス生地の全面に、ゴールドの箔押ししてある特殊生地です。光り輝いていますね! 普通のスパンデックス生地よりは若干生地が硬めで重いです。

いつも布を購入している福井県の生地販売店カトウさんの布です。もう売り切れてしまったんですが、幅130cmで2m買いました1mあたり900円という大特価! 2mで1800円。安いですね。こういう特殊生地は生産ロットが少なくてすぐに売り切れてしまいますので、見つけた時に買ったほうがいいです。再入荷はまずされません。

デザインによりますが、だいたい130〜150cm幅で2m買えばマーメイドテイルが一つ作れます。(※標準体型の女性の場合)ブラやショーツなど上から下までフルセットで作りたいときには、3mあれば作ることができます。

【4】布を裁断する


型紙をチャコで写し取ったところです。この布は全面箔押しで布がずれやすいため、まち針で止めています。まち針は外側に刺しておくといいですね。まち針を刺したまま布をカットします。この作業は慎重に行ってください。布自体が大きいので床に布を置いて切るとやりやすいです。

この布を切った段階で全体の工程の7割が終了です。型紙作りが5割で、布カットが2割。残り3割です。幸いこの布は全くほつれてこないので端の処理はしなくて大丈夫でした。

【5】足を入れる穴を作る


足の部分を作りましょう。足首が入る部分を切り抜いています。中のフィンが見えにくいように筒状に布を付け足しています。布の幅は5cmぐらいです。足の後ろが合わせ目になります。しつけ糸でぐるっと足首の穴に縫い付けています。


これからミシンがけです。スパンデックス生地は家庭用のミシンで縫えます。この手の伸縮性のある布を縫うときには、必ずストレッチ糸を使ってください。足首のところをミシンで縫います。曲線部分を縫うときには一番遅いスピードで、ゆっくりと縫いましょう。そして落としミシンをします。穴の周りをぐるっと縫っておくと、筒状の布が表側にひっくり返りません。

【6】ファスナーをつける


次はファスナー部分です。これはコンシールファスナーです。ファスナーを閉めた時に、表側からファスナーが見えないメリットがあります。プラスチックの歯だから金属製ファスナーと違って水にも強いです。今のファスナー式の(市販の)マーメイドテイルはほとんどコンシールファスナーを使ってます。

ファスナーの長さは70cmです。ネットで買ったんですが、70cmが最長でした。本当はもっと長い方がいいんですが、70cmあればマヒナのマーフィンが入ります。


コンシールファスナーを縫うときには特殊なコンシールファスナー押さえを使います。この押さえがないとファスナーギリギリを縫えないんですね。マーメイドテイル制作者は必携です。

はい。ファスナーが縫えました。布が足りなかったので半分のところでつなげて縫いましたができれば一枚布がいいですね。でも問題なく開け閉めはできます。

【6】カバー全体を縫い合わせる


そしていよいよ全体を縫います。こういう全面箔押しの布は、まち針を使うと針穴が目立ってしまいます。なので面倒ではあるのですが、しつけ糸を使った方がいいです。これでしつけが済めば全行程の9割。あとは残り1割の楽しいミシンがけです。

これは単純作業ですね。ひたすら無心で縫っていくだけです。写経に近いかもしれませんね。以前友人が「ミシンをかけてる時はストレス解消になる」って言ってましたが、確かに瞑想しているような感覚です。

そして表に返して落としミシンをかけます。布が硬いので落としミシンをしないと変に膨らんでしまうんですよね。これも無心でミシンがけです。(ダジャレ)。

【7】完成!


はい出来上がりです! 足の部分とファスナー部分です。ファスナーをつけるのが面倒な方は下からフィンを入れるデザインにすると良いかもしれません。

余り布で作るビキニセット


余った布でビキニセットを作りました。腕飾りとロングソックスは市販のものを購入しました。ただやっぱり若干色が違うんですよね。水中だとそこまで目立たないのでまあいいかなと思います。市販のゴールドのビキニのブラに布を付け足して、統一感を出しました。これはフィンカバーの余り布です。

そしてビキニショーツ。これも市販のショーツに余り布を足して縫っています。これでビキニセット一式ができましたが、いずれ腰から足首までの部分も別のゴールドの布で縫ってマーメイドテイル全体を作りたいと思います。

他のマーメイドさんとかぶる心配なし!


マーメイドテイルの専門店はまだまだかなり少ないんですね。人気のテイルだと他のマーメイドさんとかぶってしまうことがあります。

結婚式に招待された時に他のお客様とドレスがかぶってしまうと気まずかったりしますよね。それと同じでマーメイドスイム練習会で全く同じ色、同じデザインのテイルだとお互い気にされるかもしれません。

でも自分で作れば世界でたった一つのマーメイドテイルになりますから、そういう心配はご無用です。ぜひ手作りのフィンカバー・ビキニ・マーメイドテイルにチャレンジしてみてくださいね。

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ロケ地

日本ガイシアリーナ・飛込みプール(愛知県名古屋市)
自宅(蒸気邸)

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