水の中で口を開けたらむせるのでは? 実は水中で歌ったり笑ったり、口を開けて会話しているように見せるのは人魚の必須テクニックです。水中で口を開けて、会話しているように口パクができる方法と原理を解説します。
研究テーマ「水中で口を開ける方法」
今回の研究テーマは「水中で口を開ける方法」です。水の中で口を開けたりしたら肺に水が入ってむせちゃうのでは? いえいえ! そんなことはありません。口を開けても苦しくはないので安心してください。
水中で口を開けるのはマーメイドの必須技術
海外の水族館などで行われるマーメイドのショーでは、水中で歌ったり、おしゃべりをしたり、笑ったりという演技が必要な場合があります。だから水中で口を開けるのはマーメイドにとって必須の技術となっています。そんなことできるの? 難しいんじゃない? って思うかもしれませんね。いえいえ簡単ですよ。
水の中で口を開ける方法
どうやって水中で口を開けるのかをお話しますね。水中で口を開ける方法は簡単です。ただ口を開ければいいだけです。もちろん口の中に水は入ってきますよ。でも喉の奥まで水は入りません。
これはおそらく誰でも自然にできると思います。なぜかというと、普段私達はご飯を食べながら喋ったりできるからです。無意識に喉の奥の筋肉を使って、空気だけ肺の方に入れて、ご飯は肺に入らないように胃の方に送っています。
人間の喉の仕組みは?
なぜこんなふうに空気と食べ物を別方向に送ることができるのでしょう? 食べ物や飲み物が喉を通過する瞬間、喉の喉頭蓋という蓋が気管の入り口を塞ぎます。間違って食べ物や飲み物が気管に入らないようになっているんです。
これは普段は無意識にオートマチックに行われます。あなたもご飯を食べながら飲みながら、空気を吸ったり吐いたり、会話をしたりするでしょう? でも意識的に行うこともできるんです。意識して喉の奥の筋肉を使って、水がそれ以上入り込まないようにできます。
水中で口を開ける練習方法は?
実際に水の中でやってみるとああこういうことか!と分かると思います。いきなり足がつかないような海とかプールではやらないでくださいね。洗面器にきれいな水を入れて、顔をつけてやってみると意外に簡単にできることが分かりますよ。
あとは少しずつ慣れていくだけです。水中で声を出すこともできます。でも喉の奥を締めていますから地上のようには話せません。すごく高い声になってしまいますね。イルカっぽいかもしれません。
まあどのみちマーメイドショーで水槽の中に入っていたりすると声は聞こえなくなってしまいます。口パクになってしまいますが、マーメイドのテクニックの一つとしてぜひ練習をしてみましょう
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