人魚の学校のバブルリング名人であるRinaちゃんにバブルリングの作り方やコツをインタビューしました。またマーメイドスイムがバク伸びする人の3つの条件についてお話します。
今回の研究テーマ「バブルリングの達人にインタビュー!」
今回は私の人魚のお友達Mermaid Rinaちゃんをご紹介します。彼女のバブルリングの腕前は、人魚の学校でも1、2を争うほどです。Rinaちゃんにバブルリングのコツ、どうしたら美しいリングが作れるのか──を詳しくお聞きしましたよ。Rinaちゃんご自身のご紹介、マーメイドスイムの風景も合わせてご覧ください
バブルリングのお悩み解決!?
人魚の定番パフォーマンスといえばバブルリングですよね。口からプッと息を吐いて輪っかを作る技です。野生のイルカもバブルリングで遊んだりしますよね。自由自在にバブルリングを作れると、より本物のマーメイドに近づけるかもしれません。
人魚の学校の練習会でもたくさんの生徒さんがバブルリングを熱心にトレーニングしています。でもリングがすぐに消えてしまったりしてお悩みのマーメイドさんも多いのでは?
人魚友達のMermaid Rinaちゃんはバブルリングの達人です! 作ったリングに自らが飛び込んで泳いだり、他のマーメイドさんが輪くぐりしたり──と高度なテクニックを披露されています。今回はRinaちゃんにインタビューをしてバブルリングのコツをうかがいました。
Rinaちゃんにインタビュー
(マリダイバー)ではバブルリングの達人のRinaちゃんにそのやり方や極意を聞いてみたいと思います。よろしくお願いします。まず口の形なんですけどどんなふうにしてますか?
(Rinaちゃん)口の形は私はプッって軽めに、プッ、プッってやる感じでやってます。
(マリダイバー)パピプペポいろいろありますけど「プ」型なんですね。
(Rinaちゃん)そうなんですよ。私は本当に軽くプッてやる感じでやってます。
(マリダイバー)息の強さっていうか(息の)多さはどのくらいでやってますか?
(Rinaちゃん)そんなに気張らず、本当に口から漏れる程度にプッてやるぐらいで、軽めな感じで私はやってます。
(マリダイバー)作るのにコツみたいなものってありますか?
(Rinaちゃん)コツはとりあえずやっぱり水流を作らないようにして、体を落ち着かせてちょっと多めに下に潜って、ここらへんでこうやるとやっぱり水流ができちゃうので、こんな感じでやって、ちょっと落ち着いたなと思ったらプッてやる感じで。
(マリダイバー)体の体勢を整えることと、顔の周りで手を動かさないことですかね?
(Rinaちゃん)そうですね。それで簡単にかる~くプッてやるだけで、結構簡単にできると思うんですけど。
(マリダイバー)えーっ! それがなかなか難しいんですよ! でもさすが達人ですね。後でその模範演技の映像をご覧いただきたいと思います。ありがとうございました。
Rinaちゃんの模範演技実況中継
ということでRinaちゃんの模範演技を見ていただきましょう。これはRinaちゃんと私が一緒に底に潜って、バブルリング練習をしているところです。素早く底に沈んでいますね。水底についたらすぐに体を反転させて、体が水底に対して平行になるようにします。つまり仰向けの体勢です。
手で水をかいて体勢を固定しますが、Rinaちゃんのご指摘通り、できるだけ腕を開いて顔の周りに水流を作らないようにしています。確かに力んで息を大量に吹き出してはいませんね。軽くプッと吹いている感じです。
美しい泡が出ました。完璧です! このように透明でツルツルしたリング状の泡がパーフェクトなバブルリングです。次々とリングを作り出しています。これだけの数を水中で作れるのはかなり肺活量があるからでしょうね。素晴らしいです。お見事!
2人の人魚のコンビネーション技
そして別のテクニックをご覧いただきましょう。Rinaちゃんはすでに底でスタンバイしています。そして美しいバブルリング! 上昇するにしたがってリングは大きくなっていきます。すかさず別のマーメイドさん──Rinaちゃんと仲良しのsarafinaさんですね。リングに向かって潜航して輪くぐりしました! 素晴らしいコンビネーションです。
さらに続くRinaちゃんのバブルリング。この息止めの長さ、さすが人魚の学校でもトップクラスの”バブルリンガー“です(今作った言葉)。両腕を頭の後ろで組んで余裕の姿勢を見せています。sarafinaさんも上からRinaちゃんを見ていますね。そして最後はゆっくりと上昇。以上Mermaid Rinaちゃんの模範演技を見ていただきました。
Mermaid Rinaちゃんのご紹介
もう1年近くRinaちゃんとは時々練習会をご一緒させていただいていますが、最初にお会いした時から「この方はきっと伸びる!」と確信していました。実際この1年でぐんぐんと上達されていて、Rinaちゃんの進化にいつも驚かされています。なぜRinaちゃんがこれだけ上達スピードが速いのか? あくまで私の個人的な考えですが、おそらく3つ理由があります。
こんな人は伸びる!【1】苦手な技術を徹底練習
1つ目「苦手な技術を徹底練習」。Rinaちゃんは自分で課題を決めたらとことん練習されるんです。これは飛び込みを練習されている風景です。「飛び込みが上手くなりたい」と毎回練習会でトレーニングされてます。もう何度も何度も、ひたすら飛び込みです。
普通マーメイドさんはどうしても得意なことばかりやりがちです。先生が動画で撮影してくれるというのもあって「いいとこ見せたい!」と思ってしまうものです。だから自分ができることばかりしてしまう。私もそういうところがあります。でもRinaちゃんは苦手なものこそ熱心に練習するんですね。
こんな人は伸びる!【2】先生や仲間に質問する
2つ目「先生や仲間に質問する」。Rinaちゃんは最初にお会いしたときに「練習会の後も耳がガサガサ言うんですがどうしてですか?」って私に質問してくださいました。理由はおそらく耳抜きタイミングが遅れて内耳に体液が溜まっている症状だと思うんですが、まあそれはともかく。

自分が疑問に思ったことはすぐに人に聞いたり、調べるという姿勢は、なかなかできることではありません。「なんでかなー?」と思ってもその場限りで忘れちゃったりね。たいていの人は深く考えないんです。でもRinaちゃんは知的好奇心が旺盛で「なぜ?」をそのままにしないんですね。人に質問する勇気がある人なんです。
こんな人は伸びる!【3】行動が速い
3つ目「行動が速い」。この間Rinaちゃんにメールで「使ってるダイビングマスクどこのですか?」って聞かれてショップのアドレスを教えたんです。そしたら1分後ぐらいに「買いました!」って返信が来たんですね。女性ってお買い物に時間をかける人多いじゃないですか。えっ? もっと比較したり迷ったりしなくていいの? ととっても驚きましたね。
他にもバブルリングの練習のためにと「二枚ヒレのビーフィン・ウェイト・ウエイトベルトも持ってきました!」って次の練習会に用意されてたんです。このフットワークの軽さはすごいです。
あくまで私の経験から申しますが、メールの返信とかにも言えるんですが、レスポンスが速い方は仕事もできることが多いです。私も見習いたいなと思いました。
上達が速い人の3つの資質
2疑問をそのままにしない
3行動が速い
この3つの資質がある方は、マーメイドスイムに限らず様々な学習において爆伸びする方が多いです。もし「マーメイドになりたいな」「自分も水の中を泳げるようになりたいな」と思った方は、Rinaちゃんのようにフットワーク軽く行動してみてください。そうしたらきっと新しい世界が開けますよ。
人魚の学校にいらした時はぜひご一緒にバブルリングの練習をしましょう。インタビューに答えてくださってRinaちゃん本当にありがとうございました!
動画で見る
人魚の学校情報
人魚の学校公式サイト
人魚の学校Twitter
人魚の学校Instagram
ロケ地
ダイビングスクール&ショップ evis(愛知県名古屋市)