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実は水の中で声は伝わる!? 水中でおしゃべり大実験!

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水中で息止めしつつ口を開けたり笑うのはマーメイドの必須テクニック。でも実際に水の中で声を出すことは可能でしょうか? そしてその声はどのくらいの距離届くのでしょうか? 水中でおしゃべりする実験をしてみました。

研究テーマ「水中で話せるのか?」

今回の研究テーマは「水中で話せるのか?」です。水中で笑ったり口を開けるのはマーメイドの必須技術なのですが、はたして水中で声を出すのはできるのか、またその声はどのくらいの距離届くのかを実験してみました。人魚の学校の先生お二人にも水中おしゃべりに協力してもらいましたよ。はたして実験結果はいかに?

マーメイドの必須テクニック!?


前に「水中で口を開ける」という記事を書きました。水族館のマーメイドパフォーマンスでは、水の中でおしゃべりしたり歌を歌ったり──という演技をするために、口を開ける必要があります。だからこんなふうに「口パク」するわけですが、この動画の途中で実際に水中で声を出してみたんです。

水中で会話ができる!? 人魚が教える水の中で口を開ける方法
水の中で口を開けたらむせるのでは? 実は水中で歌ったり笑ったり、口を開けて会話しているように見せるのは人魚の必須テクニックです。水中で口を開けて、会話しているように口パクができる方法と原理を解説します。

水中では喉の奥を締めていますから地上のようには話せません。イルカっぽいかもしれません。のどを締めて声を出しているのでかなり声が高くなりますが、なんとなく何を言っているのか分かるんじゃないかなと思います。

この時のiPhoneと口の距離は約20cm。かなりの近距離でした。話の内容まで分かるのは録音機材と口の距離が近かったからかもしれません。そこで今回はダイビングプールを使ってどのくらいの距離声が水中で伝わるのかを実験してみました。

先生お二人も協力して大実験


人魚の学校のチェルシー先生、シェリーナ先生にご協力いただきました。さあ実験スタート! ちゃんと聞こえました! さすがマーメイドの先生。こんな突然の無茶振りでもちゃんと水中で自己紹介してくださいました。

どのくらいの距離声は届くの?


でも実験はこれでは終わりません。いったいどのくらいの距離水中の声は届くのでしょうか? まずは近距離1mカメラから離れてみました。まあなんとか内容が分かるかな。この時は息を吐き出している状態だから、水が逆流して喉の奥に入ることはないです。ただし声とともに空気がボコボコ出てしまうので、そんなに長くは息が続きません。

5mと10m離れてみました


続いて5m離れてみました。声自体は水中に響いていて何か喋ってることは分かるのですが、話の内容はちょっと分かりません。さらに10m離れてみましょう。何か喋っている声は分かりますが、音が伝わっているだけで、さすがに何を言っているのかは分かりません。

水深5mで喋ってみる


じゃあ今度は横方向じゃなくて縦方向に離れてしゃべってみましょう。水深5mのダイビングプールに潜水します。うーんこれもちょっと判別不可能。でも結構音自体は水中でも良く伝わることは分かりました。これにて実験終了!

実験結果

ということで結論。水中で言葉を聞き取れる距離はせいぜい1mである!

もしどうしても水中でおしゃべりを楽しみたいなら、かなり接近して潜水しないとだめですね。このevisのダイビングプールでは水中で音楽を流しています。だからその音を消して完全に無音の状態ならもうちょっと距離があっても聞こえるかもしれません。

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実際の音はもうちょっとはっきりしてました


まあでもそれでも2〜3mが限界でしょうね。また常に波の音がしている海中だと別だと思います。やはりプールよりは聞こえにくいんじゃないかしら。ただしこの音はあくまでも「録音映像の音」です。この動画はGoProで撮影しているのですが、「撮影した映像の音」と「実際に自分の耳で聞いた音」では耳で聞いた時の方がよく聞こえます。

人間の耳はものすごく高性能で、余分な雑音を無視して声だけに集中できます。だからこの映像の音よりははっきり聞こえた印象があります。まあこればっかりはYouTube動画でお伝えできませんよね。実際に潜って聞いていただくしかありません。

水中おしゃべりの注意点


そして注意点です。これは「水中で息を吐き出す」という極めて危険な行為です。水に潜ることに慣れていない人は息が続かないことにパニックになって溺れる危険性があります。水中で息を吐き出すことの危険性はこちらの記事で詳しくお話しています。意識を一時的に失う「ブラックアウト」という現象についてです。決して無茶なことはしないことどうぞ気をつけてご安全に。

動画で見る

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