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水族館の人魚!? マーメイドショーin南知多ビーチランド(愛知)

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愛知県・南知多ビーチランドにて開催されたマーメイドショーのレポートです。普段イルカが泳いでいる水槽で、1日3回の公演を行いました。立ち見が出るほどの大盛況! 世界のマーメイドショーと水族館についての解説もお聞きくださいね。

南知多ビーチランドで初のマーメイドショー

ここは愛知県知多郡美浜町にある総合海浜公園「南知多ビーチランド」です。アシカ・イルカショーだけでなく、触れ合い体験ができる水族館・遊園地などがあるレジャー施設。ここ南知多ビーチランドと名古屋の人魚の学校がタッグを組んで、初のマーメイドショーが開催されました! 私も光栄なことに出演させていただきました。

最後に今年のマーメイドショーについてのお知らせもありますので最後までぜひご覧になってくださいね。

南知多ビーチランドとは?

最初に「南知多ビーチランド」の説明をします。南知多ビーチランド、聞いたことありますか? みなさん行ったことあるかな? たぶん愛知県の人はほとんどの人が、小学校の遠足で来たことがあるんじゃないでしょうか。私ももちろん子供の頃に何度か行ったことがありますよ。大好きな施設です。1980年にオープンしてもう、40年以上の歴史があるんですね。

ビーチランドのテーマは「ふれあい」。ふれあいを全面に推している体験型水族館なんです。海の生き物たちとの距離が近いんですね。餌やり体験とかあったりしてね、距離感ゼロ! アットホームな水族館です。

イルカの飼育日数世界一のギネス記録!

イルカショーも有名なんですよ。なんとなんと! イルカの飼育日数は世界一! ギネス記録も申請されてるんですって。ご存知でしたか? 私恥ずかしながら、この度初めて知りました。意外に──と言ってはなんですが、南知多ビーチランドは知る人ぞ知るすごい水族館なんですね。

イルカホールがショーの舞台

そしてそのイルカが普段泳いでいる「イルカホール」のプールで、マーメイドショーが2022年に開催されました! 1日だけの特別イベントです。イルカホールは普段はベンチが並んでいて、水中のイルカの様子を見ながら、スタッフの方のレクチャーを聞いたりできる建物です。

普段はイルカが泳いでいるこの水槽で、マーメイドが泳ぐんですね。ここで泳いでいるイルカさんたちは別のプールに移動してもらいました。

イルカホールの客席の様子

マーメイドショーは1日3回公演だったんですが、なんとすべての回が超満員!! ショーのオープニング前からベンチはすべて満席! 幕が上がる頃は立ち見のお客様までいらっしゃいました。ありがたいですね。

その間人魚の学校のシレナさんが、お客様と写真を撮ったりなどおもてなししてくださいました。しーちゃん ありがとうございます!

海や人魚のことが学べるクイズなどをお客様に答えていただいて、会場を盛り上げます。笑い声も上がってかなり客席も温まっていますよ。さあショーの幕開けです!

世界のマーメイドショー

「マーメイドショー」についてご説明します。日本の水族館では実はこのようなショーが行われることはほぼありません。マーメイドスイムの先進国であるアメリカや中国では、こういったマーメイドショーは非常に人気があります。

特に近年爆発的にマーメイド人口を増やしている中国のマーメイドショーが、最も盛んだと言われています。中国出身のマーメイドスイムの先生におうかがいしたところ、中国各地のたくさんの水族館でマーメイドショーが行われているそうです。当たり前のようにイルカショー、アシカショー、人魚ショーが開催されているんです。

なんせ中国はマーメイド人口も世界一で一番多いので、マーメイドスイムはとても人気のあるスポーツなんですね。だからショーを見たちびっこが私も、僕もやりたい!って言って普通にスイミングスクールに行く感覚で、マーメイドスイムを習うんだそうです。

日本の水族館のマーメイドショーは?

一方日本の水族館でマーメイドショーが行われることはほぼありません。だからこのような機会は我々日本のマーメイドにとって、とても貴重でありがたい経験だったんです。水族館のマーメイドショーに出演するというのは、日本の人魚にとっての「悲願」と言ってもいいと思います。誰だってみんな「いつか自分も出演したい!」と思っているんじゃないかな。

でもそんな機会は日本ではほとんどないんですよね。理由はいろいろあって、事故が起こる可能性や水槽の中の生体・魚への影響──まあ結構難しいと思うんですよ。水族館ってそもそもマーメイドスイム用に水槽が作られていませんからね。

だから南知多ビーチランドさんがショーの企画を通してくださったのは、本当にめったにない僥倖だと思います。様々な難しい問題を一つ一つクリアしてくださって感謝しかありません。

またこの企画が通ったのも、長年頑張ってくださっていた人魚の学校のShellina先生・Chelsea先生の努力があったからだと思います。マーメイドスイムを少しでも日本で広めたいという思いが、こうして実ったんですよね。

イルカ・シャチショーの現状

今ね 世界中の水族館でイルカショーが廃止されているニュースをご存知ですか? イルカやシャチなどを見世物にするのはいかがなものか──と動物愛護団体から非難の声が上がってきているからなんです。いろんな考えがありますからね、賛成・反対ってすぐに結論は出ないと思いますが、この世界的な動きを見ますと、残念ながら近い将来イルカショーが見られない時代が来るかもしれません。

世界中の水族館でマーメイドショーが盛んになってきているというのは、このようなムーブメントも原因の一つかなと個人的に考えています。

やっぱり世界的なパンデミックもありましたし、水族館の運営は本当に今の時代難しいんですよね。だからどの水族館も工夫されているんです。マーメイドショーもその工夫の一つなんでしょう。

マーメイドショーが今後できることは?

そんな経営が難しくなってきている水族館の状況に、我々マーメイドは何ができるかということも考えねばなりません。子どもたちに海の自然や海の生き物に親しみを持ってもらったり、教育施設として商業施設としての水族館の運営に、何かお力になれるんじゃないかなと思っております。

まずはたくさんの人に興味をもっていただく、水族館に足を運んでいただくことが大事だと思います。ショーを見た子どもたちが海の生き物に興味を持って、海で泳いだり、さらに素潜りやマーメイドスイム、ダイビングにも興味を持ってくれたらいいなって思っています。

やっぱり実際に海に潜る人ほど自然を大事にしなくてはと思うものですからね。以上マーメイドショーと水族館についてでした。

ショーの終わりに

ショーの後は人魚たちと写真撮影ができるコーナーです。ちびっこたちがマーメイドと一緒にピースサインをしたりしてますね。我々マーメイドはバブルリングやバブルキッスなどのパフォーマンスをしたり、手を降って笑顔で応えます。撮影のタイミングを合わせるのが大変でしたね。

「人魚さーん」とか「こっち向いてー」なんてご声援をいただきました。足を運んでくださったお客様、良い記念撮影ができたでしょうか。ばいばーい!また会いましょうねー!

皆様本当にありがとうございました。

マーメイド・スタッフ一同でも記念撮影をしました。朝から1日3回の公演お疲れ様でした! 先程も言いましたが、マーメイドショーが実現したのは、たくさんの方がご協力くださったからだと思います。ビーチランドの皆様、スタッフ、キャストの皆様一日本当にありがとうございました。

まだまだ日本では馴染みのないマーメイドショーですが、今後ももっと日本全国に広まってくれたらいいなと本当に、切に願っています。皆様に重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

2023年もやります!マーメイドショー!

そして最後にビッグニュース! 今年2023年も南知多ビーチランドではマーメイドショーが開催されます! 去年はたった1日だけのショーでしたが、2023年はなんと! 8月11日から17日までの7日間、毎日3回の公演となります! 私も出演しますよ。ぜひ足を運んでくださいね。

南知多ビーチランド 2023年マーメイドショー

場所:南知多ビーチランド 〒470-3233 愛知県知多郡美浜町奥田428−1
※イルカホールではなく海洋館の巨大水槽にて開催されます

料金:入園料のみでショーの観覧無料

電話: 0569-87-2000

日時:2023年8月11日〜17日の毎日 1日3公演

11:00- 14:15- 16:30-

動画で見る

 

ロケ地

南知多ビーチランド

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